春浅く 風が過ぎたら
あなたの背に隠れて
美しいものだけを見て
生きていたかったの
紅筆を まっすぐ引いて
ゆっくり手を離して
あどけなく みだらに揺れた
顔が胸に熱くて
儚げに罪を手折り
きっと震えていたはずなのに
もう1度 いえもう2度と
唇がおそれていたの 悲しく
本当の愛があるなら
名も亡き花にこそ似し
ひぐらしが鳴き止んでいた
私の目に気づいて
汚れない思い出が好き
私 女だから
紅筆を床に落として
拾ってまた落として
しなやかな笑顔つくって
狂っていく人形
動けずに 夜をみつめ
ひとり あなたの匂い抱いてた
もう1度 いえもう2度と
身体さえ心さえ今 消えても
本当の愛があるなら
名も亡き 花にこそ似し
儚げに罪を手折り
きっと震えていたはずなのに
もう1度 いえもう2度と
唇がおそれていたの 悲しく
本当の愛があるなら
名も亡き花にこそ似し
もう1度 いえもう2度と
身体さえ心さえ今 消えても
本当の愛があるなら
名も亡き 花にこそ似し
名も亡き 花にこそ似し
名も亡き 花にこそ似し